東方妖々夢
無何有の郷 〜 Deep Mountain

作詞  穂鳥



さくら ひらり 舞い落ちず

終わり告げぬ季節


私の瞳に映る 煌く冬の白銀結晶(クリスタル)

今も降り続けては 大地白く染めるわ

この幸せなひと時を

いつまでも感じていたい

胸に抱いた想い 叶うのを信じて……

氷と冬の妖精 手と手を取り合って 楽しげに微笑んで 愉快なダンス踊るわ

心の中では分かってた 雪に交じる花びらを 春を望む人を 終わりを告げる冬を


少しずつ増える欠片 切ない思いとともに


静かに頬を流るる 落ち逝く涙の雫

冷たい風に運ばれて 雪の結晶になる

切ない思いと共に 綺麗な弧を描き

白銀の幻想郷に ゆらりゆらり舞い散る

あなたの心に包まれ ぬくもりにとかされた想い 涙の雫に戻りて 冬を眠りへと誘う

あの白かった大地も 桜色へと変わり 暖かな春の中残された冬の忘れ物


涙拭いて 瞼ふせ 心は何を願う

 

 

 

 

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